初めてのロボトレーサー を作る #3 組み立て編
前回のはんだ付け、基板作成に引き続き今回は土台の作成です。
基板やモーターを固定する土台を3Dプリンターで印刷します。
3Dプリンターがなくても木などでも加工して作ることはできると思います。
最近ではオンラインで注文して3Dプリンターで印刷したものを届けてくれるサービスなどもあるのでそういったものを使ってもいいかもしれません。
設計
概要
3Dプリンターで印刷するためには3DCADというソフトを使って寸法を決めた3Dのデータを作成します。
一般的にはAudodeskのFuion 360を使うのですが、自分の今使っているパソコンがUbuntuでFusion 360が動かないのでFree CADを使います。
WinsowsやMacなら絶対にFusion 360を使うことをおすすめします。個人使用なら無料ですし、本などもたくさん出ていて情報が多く、機能も多いです。
FreeCADは無料でUbuntuだけでなくWindowsやMacにも対応していて、簡単なものなら十分に作れるポテンシャルがあります。
パーツ
今回のパーツは2つに分けて、それをセメダインで接着しています。これは、キャスターの高さがどの位置がいいのかわからなかったのでそれをその場で組み立てながら調整しようと思ったからです。
まずは1つ目の2つの基板とモーター(ギアボックス)を接続する土台です。
次に2つ目のキャスターを接続するサポートです。
印刷
使っている3DプリンターはALUNARのPrusa i3、フィラメントはALUNARのPLAフィラメントです。 3Dプリンター用のデータに変換するスライサーソフトにはCuraを使いました。定番のものだと思います。
設定は温度をデフォルト、ビルドプレート密着性をラフトにしました。 あとはSDカードにデータを入れて印刷するだけです。
組み立て
材料
- 今までにはんだ付けした基板二枚
- 組み立てたタミヤのダブルギアボックス
- 電池、電池ボックス
- タイヤ
- M3のスペーサーとネジ
- キャスター
- セメダインの接着剤
今回の記事で新しく出てきたのは
セメダインの接着剤とM3のスペーサー、ネジですね。
セメダインの接着剤はABS用のものと300 多用途を両方試してみたのですが、どちらも強度に大きな違いはないように感じました。
ABS用のほうが安くて容量も大きいのでおすすめです。
M3のネジとスペーサーはアマゾンでセットになってたくさん入っているものを買いました。プラスチック製の安いものだったのですが、やはり精度は悪かったです。ネジ穴にスペーサーにネジを入れたときにグラグラします。ただ、今回の用途の場合、とくにたくさん負荷がかかるわけでもないですし、問題なかったです。
あとはモーターボックスに耐熱電子ワイヤーを適当にはんだ付けして、写真のように組み立てて完成です。
特に難しいことはないです。
写真には写りきっていないのですが、基板のネジは寸法がうまくあってなかったので3本でしかとめていません。
最後に
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。 なにか質問や改善点等ありましたらご気軽にコメントをよろしくおねがいします。